もとみや塾第3回目

もとみや塾2022〜第3回〜

もとみや塾2022~第3回~まち歩きPart2(2023/01/21)

本宮にはなぜお菓子(和菓子&洋菓子)屋さんが、他の地域に比べて多いのでしょうか。この疑問を解決するために、今回は2つのお菓子屋さんを訪ねました。
1軒目は、本宮市中央公民館のすぐ傍らにある「いづみや」さん。いちご大福とコーヒー大福を賞味しながら、店主の渡邉智紀さんからお話を聴くことができました。
驚いたことに、開業は明治初頭。もしかすると江戸時代からも。当初中町に店を構えていたということです。なぜなら、江戸時代の本宮は宿場町。本宮から小浜街道、三春街道、会津街道、そして奥州街道といくつもの道が伸びており、人の往来も多かったそうです。これらの理由で宿場町沿いに和菓子店をして開業したということです。
辺りがまだ暗く、みなさんがまだ布団の中に入っている早朝から、小豆を蒸し始めます。そして、季節によって、またその日の気温や温度によって蒸す時間を調整するという、言わば菓子作りの匠の業が1個1個に練りこまれています。「おいしゅうなあれ、おいしゅうなあれ」菓子店主の心遣いが味わうことができます。
珍しい「コーヒー大福」は、福島県内外のお客様からの注文が絶えないそうです。
(レポーター:佐々木 清)