玉の湯は、今は営業していません。ただ、そのアートな姿を残してくれています。かつては、路地の奥に潜む銭湯でしたが、隣にあった建物が撤去され駐車スペースとなり、その趣は無くなりました。しかし、ふたつの入口があり、周りを彩るタイルは決して威張らずウエルカムの大衆性をしっかり主張しています。
奥にあった建物も取り壊され、玉の湯だけがぽつんと残ったようなたたずまいですが、路地の入口にあった永生堂広告社の個性的な建物が残っています。このふたつの建物は残って欲しいと思います。少なくともそのキオクは残していかなければなりません。
銭湯をアートな空間にする事例は、結構あるのでアートプロジェクトとして残して欲しいと思います。以下の写真は、2017年の奥能登国際芸術祭